一週間くらい前に近くで死亡事故があったので献花してきました。
いや、会ったことも無い人なのですけど。

気持のいい話じゃないのでちょっと折りますね。


亡くなった方は女子高生。
その日は学校が休みで自転車に乗って友達と会う約束をしていたらしいです。
交差点付近で恐らく信号待ちをしていたのでしょう、携帯を弄ってたそうです。
そこへ大型トラックが近づいてきたそうです。
トラックは左折しました。カーブが浅かったのでしょう。
内輪差で、その女子高生を巻き込んでしまったらしいです。


事故があった日、実はその日、私が車の免許を取りに行った日だったんです。
帰宅のバスの中で普段は無口気味な若い運転手さんがふと事故があったことを話してくれました。
自宅と自動車学校のルートに、その事故現場の交差点があるのですが、その日もやはり通りました。
交差点には「事故」の看板。交通整理、実況見分をする警察官達。
道路が薄い赤で染まっていた事を、今でも思い出します。
その時は私も正直なところ『運転には気をつけなきゃね』ぐらいしか思ってませんでした。


それから月曜日になって、ようやく事故の詳細がわかったのですが。
それは酷い事故だったらしく。
曰く、即死。
曰く、引っ掛かったまま暫く引きずられた。
曰く、自転車もKm単位でそのまま引きずられた。
曰く、犯人は事故に気付いていたにも関わらず逃げた。
曰く、目玉が飛び出てた。
曰く、脳みそが見えていた。
曰く、本人確認に半日近くかかった。
などなど。
あくまでウワサの範囲でしかないのですがいろんな情報がありました。
専門学校に行くバスの中でも友人と話していたのですが、
次第になんともやるせなくなってきました。
詳しい事はプライバシーの領域になっちゃうので言えませんが、
なんというか、残された母親が可哀想だなぁ、とか(父親は自殺してすでに亡くなっているらしいです)。
せめて遺体は綺麗に残って欲しかったなあ、とか。
なんだろう、なんて言えばいいんだろう。


これが身近ではなく、例えば東京なんかで起こっていたのなら
私は「んな危ないところで携帯弄っているのが悪いんだよ」とかなんとか言っていたんでしょうが。
よくよく考えると親族にとっては「突然の不幸」、なんですよね。
予期することは不可能。
うーん。考えれば考えるほどモヤモヤして来たんですよね。
なんだろう、こうやって文章打っていてなんで献花しに行ったのかがよく分かんなくなってきました。
自分の知人じゃないのにね。事情にそれほど詳しいわけでもないのにね。
ただひたすらにやるせなかった。


とりあえず行ってみれば多少スッキリするかと思ったんでしょうかねぇ。
結果、未だにうんうん軽く悩んでいるワケですが。


今回ばかりはただただ、冥福を祈るだけです。
250円の安い花ですみませんでした、今度行く時はちゃんとしたもの持って行きます。