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私は比較的虫は平気だ。
たとえ目の前に『黒い悪魔』…CODE:Gが出てきても冷静に対処できる自信がある。
だが……そんな私でも苦手な虫はいる。
その名は、『公園トイレの多足魔獣』ゲジゲジである。
奴は、何故か二階のトイレの壁に張り付いていた。
「ば、ばかな!?一階のトイレならまだしも、何故二階に!?」
(注:ゾルダストームの家には一階と二階の二箇所にある。私がメインで使っているのは二階)
「ゲジゲジゲジ…」
「や、ヤロウ!キモイ触覚フレキシブルに動かしやがって!そこを動くな!」
ドタドタドタドタ……
「うおぉぉぉ!水性キンチョール!!くらえぇーーっ!!」
ブシューッ!!
「ゲジーッ!?」
「ふははは!どうだ苦しめ苦しむぇふぁっくしょん!ハックション!」
(注:ゾルダストームは現在鼻炎気味)
ブシューッ!!
「ゲ……ゲ……ゲ……(バタリ)」
「ハックション!こ、これでトドメだ!スクラブ洗顔泡アタック!そしてティッシュ捕縛ーッ!!」
ぺちゃ。わさわさ。ぷちっ
「手ごわい相手だったぜ……」
死闘でした。ちなみに戦闘中は常時ひっぺり腰でした。